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小さな学校を守る!子どもたちの賑いを取り戻す「空き家利活用プロジェクト」~空き家を移住者受入住宅へ~

カテゴリー:新産業・地域創生 

main_img 達成

寄付金額 1,675,000

111.6%

目標金額:1,500,000

達成率
111.6%
支援人数
69
終了まで
受付終了

福島県天栄村(ふくしまけん てんえいむら)

寄付募集期間:2018年9月28日~2018年12月31日(95日間)

福島県天栄村

プロジェクトオーナー

福島県天栄村は、雄大な自然に囲まれた、空気も水もおいしく人情豊かな農村です。
今回対象としている湯本地区は、人口600人ほどで標高600m超の高地にあり、冬期間は積雪が2mに及ぶこともある地域です。
また、昔からの伝統行事を大切にし、小規模ながら季節ごとに風情ある催しを行っています。
人口減少・少子高齢化が顕著な地域でありますが、近年都会から、自然豊かなこの地に住み、のびのびした子育てをしたいと、移住を希望される方も出てきており、現在、住まいの確保が緊急の課題となっています。
今回は、空き家を再生し、移住者を受け入れる住宅にするための改修資金の不足部分をクラウドファンディングにて集めたいと考えています。
そして、継続して地域の子どもを増やし、存続危機にある地域の学校を守っていくことを目標としています。ぜひ、皆様からのご理解・温かいご支援をお願いいたします。

子どもを増やし、湯本を元気に!

住める空き家を増やしていきます!

本村では、これまで戸建て住宅や集合住宅の整備、子育て支援の取組みにより移住・定住の促進を図ってきましたが、少子高齢化に伴う担い手不足による集落機能の低下が顕著になってきています。

今回の「空き家利活用事業」を行う湯本地区は、高齢化率が現在46%超の山村で、約290世帯・人口600人ほどです。特に、震災後の人口減少は顕著であり、地区内の0~14歳の人口は29人で、全体世代の4.8%にしかなりません。(※村内の他地区では10%程度)また、入園入学する児童生徒が0という年度が3年間続いたこともあり、複式学級は当たり前となっている状況です。

【湯本地区の運動会は児童・生徒だけでなく地域全体で行います。】

同地区内にあった天栄村立羽鳥小学校は2002年に湯本小学校に統合となり、廃校となりました。その湯本小学校の現在の生徒数は10名、また、幼稚園は2名、中学校は7名という状況です。2023年には中学生が1人もいなくなり、少子高齢化に歯止めがかかりません。

【幼稚園児の遊ぶ様子】

また、交通の便が悪く、バスは1日2本、コンビニ等は無く、自家用車が無いと買い物は難しいです。若者の人口流出もあり高齢化が一層進み、空き家が増加しています。

その一方で、緑多く豊かな自然に囲まれた湯本地区に魅力を感じ、この自然の中に住みたい、子育てをしたいという首都圏の移住希望者も少なからずおります。しかし、空き家はあっても住める空き家が無いことで、移住をためらう方もおります。

【村内の空き家の現状】

このような中、少しでもこの状況を改善していくために、空き家の利活用事業を行い、空き家と移住者の好循環をつくり、人口減少対策と地域活力の創出を図りたいと考えています。

湯本地区の豊かな自然、風景、歴史、そして子どもたちを育み、伝え、残していくために、みなさまからのご支援が必要です。何卒、ご協力くださるようお願いいたします。

 

空き家を改修し、新しいひとの流れを創出

子育て世代が住みよい場所へ

【歴史ある馬頭観世音祭と稚児行列】
【どんと祭・どんとの火に集まる湯本の人々】
【湯本自然塾の活動・移住体験ツアー川遊びの様子】

<地域での取り組み>

都市部からの移住促進や、住んでいる人たちが湯本の良さに気付いていけるような活動をするため、湯本地区の子育て世代の父親等8名が有志により集い「湯本塾実行委員会」を発足し、定期的に会議を開催し日夜検討を重ね、地元の方を対象とした地域の魅力発見プログラムや、都市部の方を対象とした移住体験ツアー等を行っています。

村では、この「湯本塾実行委員会」と協働で事業の展開をしていくとともに、湯本地区に増加し続ける空き家を利活用し、新しいひとの流れを創出していきたいと考えております。

今回は高齢のご夫婦が暮らしていた住宅に移住する若い家族が住むために、特に水まわりの補修・改修を行うなど、快適な新生活が送れるよう村として応援し、住める空き家の整備を図っていくものです。

 

これからの湯本地区を一緒につくり、支えていただけませんか

あなたと湯本を繋がる・繋げる

【天栄村立湯本小学校 外観】

今回の空き家改修利活用により、先ずは1軒の空き家を改修し、これがモデルとなり、毎年1戸の子育て世代の移住を目標としています。

湯本の子どもたちに友達をつくり、湯本地区に活力を生み出し、学校や地域を守っていきたいと考えております。

そして、今後も事業を継続していき、空き家の整備⇒移住者受入⇒空き家の発生⇒空き家の整備⇒のような好循環を創り、湯本地区の子どもを増やし、地域を守っていきたいと考えております。

将来的には、人口が減少しても、新しいひとの流れや都市との交流により、多様な人と人とのネットワークが構築されることによって地域が活性化していくことを願っています。

寄附金の使い道について

寄附金は『移住者受入住宅改修費用』として活用いたします。
経年劣化の他、2010年 湯本地区直下型地震や2011年 東日本大震災の影響により亀裂や歪み等が多くみられる空き家を改修し、住める空き家の整備を行います。

この改修費用 合計377万円のうち、150万円をガバメントクラウドファンディングで募集いたします。
皆様方のご支援・ご協力を何卒よろしくお願いいたします。

▼主な改修内容/費用内訳(予定)▼
●浴室改修 85万円…タイルの剥がれや天井の雨漏りがあるため、タイルや天井、本体を改修
●トイレ改修 52万円…ドア・本体・床・壁・天井を改修
●台所改修 97万円…ドア・本体・床・壁・天井を改修
●屋根・壁改修 43万円…壁の亀裂等の改修

春の入園式を目指して

事業実施のスケジュールです。遅くとも2019年春の空き家改修完成を予定しています。

2018年:12月頃改修開始

 

事業に携わる方の思い

湯本塾実行委員会の思い

湯本地区の高齢化率が、5年後6割をこえ、現在、幼稚園が2名、小学生が10名、中学生が7名で5年後に中学生がいなくなる状態になり、限界集落の危機を感じました。

そこで、地元の保護者、地域の若者8名で地域に子供をふやしたい、地域を何とかしたいという思いで湯本塾を立ち上げました。

地域に人がきてもらうには、湯本地区の受入環境の整備をはじめ、様々なことに対しアクションを起こしていくことが必要であることがわかりました。

今現在、湯本の地を離れる人が多く、空き家が毎年増えています。その空き家を利用して何とか住んでもらうことができないか考えています。

次に地元に住んでいる人の意識を変えなければなりません。現在住んでいる人こそが地域を好きでなくてはならないと思います。そのために、実行委員会が主体となって地域を盛り上げていきたいです。

将来的には少子化に歯止めをかけ、学校の現状維持、住む人が楽しい、魅力があると思える地域、若者が集まる場所、出て行った人が戻ってきたいと思える場所づくりを目標としています。

移住コーディネーター 芳賀 育実さん

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天栄村湯本地区では高齢化と人口減少に伴い長年空き家となっている物件が増えており、殆どが大規模改修と片付けが必要な状態です。

また、地域では子供が少ないことが深刻な問題となっていますが、一方、この豊かな自然の中で暮らしたい、目の行き届いた環境で子育てをしたいという移住希望者の方もいらっしゃいます。

移住コーディネーターとして、「移住したい、ここで子育てをしたい」という方が存在し、地域も移住者を求めているが、住める空き家が無いという状況を心苦しく感じています。

住める空き家があれば、地域を支える新しい住人、そして子供も増えるという答えは分かっているのに、資金面の問題からこれまで手を付けられずにいました。

空き家が整備されることで、資産の少ない若い世代でも少ない負担で移住できる環境になることを期待しています。

今後、住める空き家が増えることで、自信をもって移住者受け入れができる村にしていきたいです。

 

住民の声

湯口屋旅館 星 健治さん

■湯本地区の将来について

移住する側と受け入れる側それぞれが、この地域のなかで考えることをしっかり伝えて、お互いに十分な理解を得るために、一定のルールづくりや意思疎通を図ることが最も大切だと考えます。

一方的な思い込み等により、移住後「こんなはずではなかった」とならないように、行政、地域住民が協力し、一つの目的のために一体となって取り組む必要があると思います。

継続したこの取り組みにより「湯本地区のすばらしさ」をみんなで共感し合いながら、地域の活性化につながることを信じています。

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寄附者のみなさまへ

湯本地区の学校存続のためのお願い

写真

湯本地区のたくさんの自然や歴史は未来の子どもたちに残していかなければなりません。緑多く、川のせせらぎや澄んだ空気...本当に素敵な場所です。

今回のプロジェクトをモデルに空き家と移住者の好循環を創り出すことができれば、湯本地区幼稚園小中学校の存続およびその自然や歴史を守り残していくことができます。是非、皆様方の温かいご支援・ご協力をお願いいたします。

今回の事業にご支援いただいた方の中から、希望される方に対しましては、天栄村へご招待し、天栄村の現状を知っていただき、プロジェクト創出や現地視察の機会を創りたいと考えております。こちらにつきましては、別途お知らせいたします。

 

お礼の品をご紹介

【注意事項】

指定期日に達したため、体験ツアー無料招待抽選券のプレゼントを終了いたしました。
たくさんのご応募、ありがとうございました。

5,000円

(A)~(C)のうちいずれか1つ

(A)JAいわせきゅうり5点詰め合わせ
(B)廣戸川普通酒
(C)寿々乃井普通酒

10,000円

(A)~(C)のうちいずれか1つ

(A)天栄村野菜詰め合わせ
(B)麓山高原豚ロース・バラしゃぶしゃぶ用
(C)福島県産豚(切り落とし)1.5kg

15,000円

平成30産新米 特別栽培米『天栄米』5kg

20,000円

(A)~(C)のどちらか1つ

(A)平成30産新米 漢方環境農法『天栄米』5kg
(B)こしひかり天栄産米10kg
(C)天栄村内宿泊施設宿泊券梅プラン

30,000円

天栄の恵みお楽しみ宿泊券(9,000円分宿泊券)

40,000円

天栄村内宿泊施設宿泊券竹プラン

50,000円

(A)~(B)のどちらか1つ

(A)天栄村内宿泊施設宿泊券松プラン
(B)天栄村内ゴルフ場利用券2名分

お礼の品一覧

  • 2019年06月30日 18:00

    目標金額達成の御礼と改修工事完了の報告

    2018年12月31日、本プロジェクトの目標金額を達成し、寄附募集を終了いたしました。
    たくさんの寄附をいただき、誠にありがとうございました。
    皆様からの寄附金は、移住者受入住宅として改修工事に充てさせていただきました。この工事も計画通り完了いたしましたのでご報告いたします。
    今後とも天栄村を応援いただけますと幸いです!本当にありがとうございました!!

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福島県天栄村

天栄村は、福島県の南部に位置し、東京から新幹線で2時間程の場所にあります。高原、山岳地帯が占める西部(湯本)地区は、多数の温泉、ゴルフ場、スキー場、オートキャンプ場などがあり、四季を通じて様々なアクティビティが楽しめるリゾートエリアです。対して、東部地区は那須山系の豊かな水を活かした農村地帯であり、米・食味分析鑑定コンクール国際大会において連続金賞受賞の「天栄米」をはじめ、糖度が高く好評の「天栄長ネギ」、そして、健康食品として大ブームを巻き起こしたことで知られている「天栄ヤーコン」の三大ブランド農産物があります。