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とどけ!わたしたちの願い!3.11被災地からの発信「ミュージカル鎌倉公演」 

カテゴリー:災害 

main_img 達成

寄付金額 1,010,000

101%

目標金額:1,000,000

達成率
101%
支援人数
23
終了まで
受付終了

宮城県七ヶ浜町(みやぎけん しちがはままち)

寄付募集期間:2018年10月1日~2018年12月31日(92日間)

宮城県七ヶ浜町

プロジェクトオーナー

東日本大震災で本町を襲った大津波は、町の1/3をも呑み込み、かけがえのない命を一瞬にして奪いました。復興は道半ばですが、今日の七ヶ浜町があるのは、全国からのご支援と延べ8万人以上のボランティアの皆さんが駆けつけてくださったからこそです。
この企画は、町民で構成するミュージカルグループ「NaNa5931」(ななごうきゅうさんいち)が、震災直後に描かれたミュージカル『ゴーヘ Go Ahead』を2019年3月9日に鎌倉芸術館で上演するものです。
ふるさとチョイスをご覧いただき、より多くの皆様に私たちの活動、願いを届けることができれば幸いです。

3.11東日本大震災を風化させない!

大津波は、町の3分の1を呑み込みました

私たちは、七ヶ浜町の文化施設「七ヶ浜国際村」の劇場付きミュージカルグループ「NaNa5931」(ななごうきゅうさんいち)です。七ヶ浜町を代表して、私たちがご案内します。
NaNa5931の名前の由来は、七ヶ浜の「七」と5931「こくさい」。2001年に設立され、現在、町内の小学1年生から社会人までの35名で活動しています。

私たちの七ヶ浜町は、宮城県の中央部、日本三景松島の南にあり、三方を海に囲まれた4キロ四方にも満たない東北・北海道で一番小さな町です。

7年前の3月11日、いつもと変わらない一日を過ごし、終えるはずだったあの日。
七ヶ浜町を最大で12.1mの大津波が襲い、町の1/3をも呑み込み、私たちのかけがえのない人々、大切なものを一瞬にして奪ったのです。

大津波が去った後、電気、水道、情報…。ライフラインの何もかもが途絶え、寒さと飢えが私たちを襲い、私たちには、生きる不安と大切な人を失った悲しみだけが残されました。

そして、震災の7か月後に、震災直後の七ヶ浜町を舞台としたミュージカル『ゴーヘ Go Ahead』が誕生しました。

ゴーヘとは、漁師言葉で「前へ進め」という意味です。

七ヶ浜町の被害

●被災状況(死者、家屋の流失等)
○津波浸水面積:4.8k㎡(町面積の36%)
○住家被害:計3,923世帯(全世帯の60%)
○七ヶ浜町民で亡くなった方:97名

*平成23年6月18日現在(最多時)
○仮設住宅 :414世帯(1,246名)
○民間みなし仮設住宅(アパート等):218世帯(764名)

計 632戸(全世帯の10%)
2,010名(人口の20%、町民10人に1人)

七ヶ浜町の被害

震災直後に描かれたミュージカルの公演を実現

復興は道半ばですが、今日の七ヶ浜町があるのは、鎌倉市をはじめ、全国からのご支援と延べ8万人以上のボランティアの皆さんが駆けつけてくださったからこそです。

この企画は、NaNa5931が、震災直後に描かれたミュージカル『ゴーヘ Go Ahead』を2019年3月9日に鎌倉芸術館での公演を実現するプロジェクトです。

鎌倉市とのご縁は7年前まで遡ります。
七ヶ浜と七里ガ浜の「七七のつながり」から、七七支援隊として震災直後からたくさんのご支援をいただいております。

今では、お互いの町を訪問し交流を深め、七ヶ浜町と鎌倉市が、防災時などの相互応援協定となるパートナーシティの関係を結ぶまでになっています。
事業の目的でもある、鎌倉の皆さんにも伝えたいとの願いが今回の企画に至り、実現されようとしています。

舞台を通じて伝えたいことは三つあります。

一つ目は、困難にも負けず勇気を持って生きる町民の姿を体現します。

二つ目は、ご支援をいただいた全国の皆さんに感謝の気持ちを伝えます。

三つ目は、東日本大震災以降、“被災地”は増え続けております。しかし、同時に風化が進んでいることも否めない事実です。忘れないことが防災につながります。風化させない活動を発信し続けることが人の命を救うことにつながるものと確信しています。

七ヶ浜町長 寺澤 薫:NaNa5931への思い「風化させない。七ヶ浜からの発信。」

2011年の東日本大震災の際には、全国から8万人を超えるボランティアの皆様をはじめ、多くの心温まるご支援を賜りました。今日の七ヶ浜町があるのは、皆様方のご支援があってこそであり、私たちは皆様からいただいた「希望」を胸に今日までがんばってまいりました。

あれから7年半が過ぎ、おかげさまで私たちの町も、一歩一歩着実に復興に向かって歩んでおります。

NaNa5931はこれまでに、地元七ヶ浜はもちろんのこと、東京の日生劇場をはじめ、名古屋市、山形県朝日町など、全国でこの『ゴーヘ Go Ahead』の公演を開催させていただいております。

七ヶ浜町の希望の象徴でもある子どもたちの舞台を通して伝えたいことは、全国の皆様への感謝の気持ちと、町民が復興に向かってがんばっている姿。そして、なによりも3.11を風化させない活動こそが、一人でも多くの人命が救われることに繋がると信じているからでございます。

この度のNaNa5931の公演は、鎌倉市での開催ではありますが、全国の皆様にも発信するものでございます。

どうか、皆様、趣旨にご賛同賜りますことを、そして、NaNa5931の舞台をご覧いただけますならば、なによりの幸せでございます。

七ヶ浜町長 寺澤 薫:NaNa5931への思い「風化させない。七ヶ浜からの発信。」

 

実話をもとに描かれたミュージカル。ゴーヘ

「波音は使わない」など、多くの制約の中で

「小さな町だけれど、私の大好きな町。紺碧に輝く海、大好きな白い砂浜、風の通り道を教えてくれるくろまつ林。ここには確かな生活といとおしいいのちたちの営みがあります。太古の昔から様々な苦難や喜びをこの地に刻んできました。
あの日以来、私の大好きな町は一変しました。大切なものをたくさん失ってしまいました。親友も失いました。私の家は土台だけ、なのに表札だけは今もそのままです。」

これは、ミュージカル『ゴーヘ Go Ahead』の冒頭の台詞です。しかも、この台詞を言うのは、家を失った本人です。

このミュージカルは、東日本震災の7か月後に書かれ、随所に実話が織り込まれています。
舞台に登場する不思議な者たちと遺された者たちとのユーモラスでファンタスティックなふれあいを通して、先祖から脈々と受け継がれている七ヶ浜スピリットに気づき、生きる勇気を取り戻す物語です。

震災直後の七ヶ浜の人たちの絶望と希望、勇気が七ヶ浜ゆかりの人たちによって舞台作品として描き出されてゆきます。

台本を書かれたのは、私たちを指導してくださっている梶賀千鶴子先生です。
かつて劇団四季で『キャッツ』などの演出補をはじめ、『ユタと不思議な仲間たち』、『人間になりたがった猫』などでは、作家・演出家として活躍され、現在も劇団四季で作品が上演されています。

作品化するにあたり、震災直後であったために「まだ早い」という声もありました。
さらに、実話をもとにすることから被災された皆さんを気遣い、波の音は使わないことや生々しい情景にしないなど、表現するにあたって細やかな配慮と多くの制約、葛藤の中からこの作品は生み出されました。

おかげさまで『ゴーヘ Go Ahead』は、七ヶ浜国際村はもちろんのこと、翌年の2012年には、ミュージカルの聖地、東京の「日生劇場」にてアマチュア初の公演を成功させました。
また、名古屋大学豊田講堂、山形県朝日町など、各地で上演させていただきました。

そして、いよいよ来年3月9日、鎌倉での公演が実現しようとしています。

 

鎌倉の皆さんに「ありがとう」を伝えたい!

一番の防災は忘れないこと

震災直後から七ヶ浜町には、全国各地から心あたたまるご支援をいただきました。これまで80,000人を超えるボランティアの皆さんが七ヶ浜町の復旧・復興の応援に駆けつけてくださいました。

皆さんからたくさんの希望と勇気をいただき、今日の七ヶ浜町があります。ご支援をいただいた全国の皆さんに公演を通して、感謝の気持ちを伝え続けていきたいと思っています。

そして、ついに2019年3月9日、鎌倉芸術館での公演が決まったのです。
鎌倉の皆さんは、七ヶ浜と七里ガ浜の七七つながりのご縁から、七七支援隊として震災直後からたくさんのご支援をいただいています。
今では、お互いのまちを訪問し交流を深め、七ヶ浜町と鎌倉市が、防災時などの相互応援協定となるパートナーシティの関係を結ぶまでになっています。

NaNa5931は鎌倉市で開かれた「心をひとつに~つなげようみちのくの未来へ~」をはじめ、今年3月には、鎌倉芸術館での三國ミュージカル『いのちてんでんこ』オープニングパフォーマンスにお招きいただきました。

ゴーヘの舞台に立ち、気づいたこと。
それは、私たちのもう一つの使命「3.11を風化させないこと」。
命の大切さ、思いやり、人と人の絆。
これらは全国の皆さんから教えていただいたことです。

そして、一番の防災は忘れないことです。
大切な人をこれ以上失わないために、私たちは歌い続けます。

■いよいよ来年3月! 

いざ! 鎌倉!!

平成30年8月4日に事前告知のため鎌倉市七里ヶ浜町内会訪問
平成31年3月9日(土) ミュージカルグループ NaNa5931 ミュージカル『ゴーヘ Go Ahead』公演 

会場:鎌倉芸術館小ホール

いざ! 鎌倉!!

 

プロジェクトへの思い

NaNa5931

■皆さんの笑顔は、今も心に

たくさんの皆様からご支援とあたたかいお気持ちに支えられ、いま、私たちは、被災地で生まれたミュージカルの発信のため、日々お稽古で汗を流しています。

震災直後、七ヶ浜国際村も避難所となり、仮設住宅ができるまでの3カ月間、300名の皆さんが避難所生活をされていました。その中に私たちのメンバーもいました。私たちは、震災の1ヶ月後の4月にはレッスンを再開し、ご高齢の方も多くいらした場所に私たちの声を響かせることができました。

写真

震災直後、七ヶ浜国際村も避難所となり、仮設住宅ができるまでの3カ月間、300名の皆さんが避難所生活をされていました。その中に私たちのメンバーもいました。

私たちは、震災の1ヶ月後の4月にはレッスンを再開し、ご高齢の方も多くいらした場所に私たちの声を響かせることができました。

5月には避難されている皆さんに元気になっていただこうとホールに避難者の方々をお招きして、私たちの舞台をご覧いただきました。

あの時の皆さんの笑顔は、いまでも私たちの心に熱く焼きついています。あの時の笑顔がこの活動の原点です。

七里ガ浜発七ヶ浜復興支援隊隊長 中里さん

■七の心を結ぶ心の交流

2011年3月11日、私達の想像を絶する大地震と大津波、そして原発事故とこれまで経験した事の無い未曾有の事態に日本中の人達が何かしなければと動き始めました。

そんな皆の思いを乗せたのが七里ガ浜発七ヶ浜復興支援隊のボランティアバスでした。似た地名の縁から「七(なな)の心をむすぶ」と始まった活動は今では町と町との心の交流がメインとなっています。

この度の七ヶ浜国際村「NaNa 5931」の公演を私達の暮らすこの鎌倉で開催頂けることになり支援隊のメンバーはじめ多くの応援をしてくれたみんながとても喜び心待ちにしています。

またこの鎌倉公演を実現するために七ヶ浜の皆さんの思いがガバメントクラウドファンディング(GCF)という形になり、さらなる応援者へと波及し七ヶ浜loverが増えることを切に望みます。

私達は七と七がもっともっと近づいていく事を願い「七七(しちしち)支援隊」と名前も新たに活動しています。きっかけは大震災というとてもつらい事実ですが、そこから得たものはかけがえの無い大事な宝となりました。「自分に何かできることは」ただその想いが今の七里ガ浜(鎌倉)と七ヶ浜の未来に続く友情となりました。

鎌倉、神奈川に住むたくさんの人たちにこの七ヶ浜、七里ガ浜の思いに賛同頂きNaNa5931の演ずる復興への力強いメッセージをご覧頂きたいと思います。「ゴーヘ!!」共に前へ。

七七支援隊 隊長 中里 成光

 

ご寄附をいただく皆様へ

私たちの願いが届きますように

東日本震災の7か月後に、震災直後の七ヶ浜町を舞台としたミュージカル『ゴーヘ Go Ahead』が誕生しました。

台本は、梶賀千鶴子氏。かつて劇団四季で『キャッツ』などの演出補をはじめ、作家としても活躍されています。

『ゴーヘ Go Ahead』は、全1幕約70分。
亡くなった肉親などが神様から動物の仮の姿を借りて現世に現れます。

その不思議な者たちと遺された者たちとのユーモラスでファンタスティックなふれあいを通して、先祖から脈々と受け継がれている七ヶ浜スピリットに気づき、生きる勇気を取り戻す物語です。

舞台に立つのは、自宅を流されたり、親友を失ったりしたメンバー。その実話も織り込まれています。当公演より多くの皆様にご覧いただき、舞台を通して防災に対する認識を新たにしていただければと思います。

また、お越しいただくことができない皆様にも、このふるさとチョイスをご覧いただき、私たちの活動、願いを届けることができれば幸いです。

※今回の寄附金は、メンバーの移動費用などのミュージカル公演 開催費用の一部に充てさせていただきます。

 

お礼の品をご紹介

ミュージカルグループNaNa5931 鎌倉公演 チケット3枚組

町民で構成するミュージカルグループ「NaNa5931」(ななごうきゅうさんいち)が、震災直後に描かれたミュージカル『ゴーヘ Go Ahead』を2019年3月9日に鎌倉芸術館で上演するものです。

ミュージカルの聖地 東京の「日生劇場」の公演、全国各地で上演させていただいた『ゴーヘ Go Ahead』が、いよいよ来年3月9日、鎌倉での公演が実現しようとしています。

会場にて皆様をお待ちしております!

お礼の品一覧

  • 2019年03月01日 08:30

    皆さん、ありがとうございました‼

    おかげさまで12月30日、目標金額を達成いたしました!
    皆さまからのたくさんの温かいメッセージもありがとうございました!
    私たちは皆さまから何にも勝る勇気をいただいたと思っています。
    3.11で大津波が奪った代償はあまりにも大きく、悲しい出来事でありましたが、あれから8年が過ぎようとしているいま、鎌倉の舞台を通して、私たちが被災した当時から歩んだ日々、そして全国の皆様からいただいた勇気を鎌倉の舞台でお伝えすることができたらと思います!
    3月9日の鎌倉芸術館では、同時に、町の復興の象徴でもある七ヶ浜の全小中学生を撮影した垂見健吾写真展『笑顔いっぱい七ヶ浜 1,461人の夢と希望』も開催します。
    今後とも七ヶ浜町とNaNa5931を応援いただけますと幸いです!
    ありがとうございました‼

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宮城県七ヶ浜町

本町は、仙台市中心部から東に約20km、南は太平洋に面し、北と東は松島湾と三方を海に囲まれ、西は仙台市、多賀城市、塩竈市と隣接する、松島湾の南西に突き出した半島状の形態をなしています。
本町の面積は13.19k㎡で、町の中央部がなだらかな丘陵地帯となっており、海岸部に向けて放射状に傾斜し、起伏の変化に富んだ地形です。また、日本三景松島の一角をなし、町内の東部が県立自然公園松島の指定を受け、海岸線に沿って特別名勝「松島」の指定を受けるなど、自然環境や景観に恵まれた地域です。