2023/04/29 (土) 20:55
「凧」と書いて「ハタ」と読む !? ~長崎伝統凧のイベントに密着~
お正月の伝承遊びとして知られる凧、
長崎では独特の「ハタ」という呼び名で呼ばれ、
春や秋の行事として「ハタ合戦」が行われます。
2023年4月2日、「長崎ハタ揚げ大会」が4年ぶりに行われたのでその様子をお届けします!
実は、長崎くんち、精霊流し(しょうろうながし)などと並び長崎の三大行事の1つに数えられています。
当日は快晴!
多くの人で賑わっており、お弁当やお酒を持ち寄ってピクニックをする人たちも。
自由にハタを揚げたり、ハタ合戦で競ったりして、
子どもからお年寄りまで楽しむ様子が見られました♪
長崎の『ハタ合戦』は、他のハタと掛け合って相手のハタの糸を切って競うのが特徴です。
良い競り合いをしていると「おぉ~~っ!」と歓声が上がります。
大空をひらひらと舞う凧、とてもかっこ良いんです…!
さて、このイベントが行われた唐八景公園は、昔からの景勝地として、
また、ハタ揚げの名所として市民に親しまれている場所。
よく見ると、遊具にもハタが…!?
長崎のまちを歩いていると、伝統凧がデザインされたものを発見することがあります。
とても縁起がいいデザインなので、見つけたらラッキー!かも♪
会場では、朝ドラ「舞い上がれ!」でも登場したバラモン凧(ばらもんだこ)の展示もありました。
バラモン凧は五島列島が発祥で、迫力のある鬼の柄が特徴です。
同じ長崎県内でも、地域によって凧の雰囲気が全く違うのも面白いですね♪
長崎市にある小川凧店では、
作業場と展示場が一体となった資料館になっています。
館内には、『長崎ハタ』をはじめ世界中のめずらしい凧や昔ながらの道具・パネルがところ狭しと展示されています。
販売も行っていて、縁起物や干支のデザインなどさまざまな種類があり、
インテリアとしてもおすすめです!
小川凧店の小川暁博さんは、
この道40年の職人であり、凧揚げの名人でもあります。
希望者にはハタ作り・ハタ揚げの指導も行っているそうです。
長崎を訪れた際は、ぜひ小川凧店へも足を運んでみてはいかがでしょうか?
以上、「長崎ハタ揚げ大会」のレポートでした。
長崎凧の魅力を全国の方々に知ってもらえたら幸いです!