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【第2弾】神々の遊ぶ庭、北海道大雪山の貴重なお花畑を守りたい!

カテゴリー:自然・環境 

main_img 達成

寄付金額 2,006,100

100.3%

目標金額:2,000,000

達成率
100.3%
支援人数
154
終了まで
受付終了

北海道(ほっかいどう)

寄付募集期間:2023年4月28日~2023年6月30日(64日間)

北海道(上川総合振興局)

プロジェクトオーナー

大雪山旭岳の裾野に広がるお花畑を守り、末永く絶景を満喫できる登山ができるよう、登山道の荒廃を止めるために、"みんな"が参加できる植生復元・登山道補修のイベントを開催します!そして一緒に山を守るために行動する仲間を増やしたい!今年度はその活動の2年目に当たります!

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

世界を魅了する大雪山を目指していきたい!

手遅れになる前に・・・

腐食してボロボロになった木道

大雪山国立公園には総延長300㎞を越える登山道がありますが、気象変動や管理体制の弱体化により荒廃が進み、登山道の侵食・拡幅や登山道外への土砂の流出、登山道沿いの高山植物の減少等が公園全体の各所で見受けられます。

息をのむほどに美しいお花畑に向けた視線を足元に向けると、残念ながらとても悲しい気持ちになってしまうのが現実です。

事業地の裾合平は、ロープウェイ駅から歩いて1時間半程度の場所で、同公園屈指のお花畑が広がるエリアですが、ここも4~5年前から木道の腐食が加速化しているため、登山者が木道を利用できず、木道わきを歩くことにより登山道の複線化や土壌浸食等が進んでおり、整備には数千万円の費用が必要です。

このクラウドファンディングは、一般登山者と山岳関係者、行政が協働で行う保全の取組と、大雪山の魅力を発信するプロジェクトです。

大雪山裾合平とは

北海道の屋根といわれる大雪山は、旭岳や赤岳などの山々からなる巨大な山塊のことであり、広大で原始的な山岳景観が広がる山々全体が日本を代表する傑出した自然風景地として、1934年(昭和9年)に国立公園に指定されました。

また、学術上も貴重な場所として、国の天然記念物にも指定されています。アイヌの人々はカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と呼び畏敬や畏怖の対象として崇めてきました。

大雪山系最高峰の旭岳に位置する裾合平は、初心者でも訪れやすいうえに、広大なお花畑が特徴の、大雪山国立公園屈指の景勝地です。

大雪山裾合平とは

官民一体の補修イベントの開催

補修イベントの様子

旭岳裾合平の登山道の管理は北海道上川総合振興局です。

平成6年から平成8年にかけて総延長600m以上の木道を整備しましたが、1年の内半年以上は雪に埋没するなど気象条件も厳しい環境であり、継続的な整備を行わなければ木道の荒廃はどんどん進んでしまいます。

そんななか、大雪山の登山道荒廃の進行に危機感を抱いた地元山岳ガイドらが「たまには山へ恩返し」と題した登山道の現状を勉強するツアーを平成20年頃に企画・催行したことをきっかけに登山道整備を官(行政)民(登山者・民間団体)学(研究者)が協働で登山道を持続可能な方法で維持管理していこうという考えが広がりました。

平成27年からは上川総合振興局が官民協働の登山道整備イベントを実施し、以降継続してきました。登山道補修イベントは一般登山者が登山道補修に従事できる数少ない機会として、日頃から山を守る活動に貢献したいという多くの方々に共感いただいています。

平成29年には、「たまには山へ恩返し」企画メンバーが集い、任意団体「大雪山・山守隊」が発足。翌年には一般社団法人化されました。代表の岡崎氏は「近自然工法」という考え方を登山道整備に取り入れ、これまで大雪山を中心に登山道整備を行ってきましたが、数多くの現場経験に裏打ちされた知識・技術、そして何より山を守りたいという強い熱意は大雪山関係者だけでなく全国的に認知され小笠原、屋久島、北アルプス、南アルプス等日本各地で登山道整備のプロとして技術指導を行っています。

今回のクラウドファンディングで皆様からいただいた寄附金は、"みんな″で守る大雪山の取組みに欠かせない存在である「大雪山・山守隊」との協働により整備を行うための資材購入、また、整備イベントの費用の一部に充てさせていただきます。  

【事業の状況】

補修が必要な過去に整備した木道約600メートルのうち昨年度は110メートルの手当ができました。
今年度は約200メートル分の補修を目指します。

【寄附金の使い道】

〇資材費及び補修イベント実施費用
 令和5年度は、腐食のひどい箇所を重点としておおよそ200メートル程の補修を想定しています。                                                                                                                            

【目標金額に達しなかった場合】
集まった寄付金に応じた規模で実施します。

なお、今回の寄附に対するお礼の品は用意しておりませんのでご了承願います。

本来のあるべき姿を復元する

長い取組が必要です・・・

裾合平のお花畑

登山道補修イベントを1、2回開催したところで、直ちに荒廃した登山道や失われた植物を復元できるわけではありませんが、少なくとも今までの人為的な原因により引き起こしていた箇所の修復を行っていくことで、本来のあるべき姿に一歩でも近づけていきたいと思います。

冬の来る前に(9月下旬までに)

登山道の状況を確認しながら整備を進めます

据合平は、標高約1,700mに位置しており、7月中旬頃まで積雪が残ります。
雪解け後から9月下旬頃までの限られた期間で補修作業を行います。

【事業の実施スケジュール】

〇令和5年(2023年)7月    現地調査及び補修計画作成
〇令和5年(2023年)8~9月   補修イベントを2回開催

これまでの取組の様子(第1弾)

 
スノーモービルを活用した廃材等の運搬
木道撤去(作業前)
木道撤去(作業後) ヤシ繊維ネット・ロール敷設、規制ロープ設置
テンサー設置(作業前)
テンサー設置(作業後) 土留めにより流出土砂を堆積し植生を回復
グレーチング施工
作業の様子
作業の様子
作業の様子

北海道上川総合振興局長 竹澤 孝夫

「かみかわ版ゼロカーボン北海道」の実現へ!

大雪山国立公園は、日本を代表するランドスケープを誇る国立公園です。

国内外の観光客や登山者も多く訪れる地域であり、また、古くから登山の対象とされ、毎年多くの登山者や観光客が、雄大な景観や高山植物などを見るために訪れる場所でもあり、地元としても大変誇りを持っております。

昨年度のクラウドファンディングでは、全国の皆様から応援をいただいたおかげで目標金額を達成することができ、御賛同、御協力いただいた資金で必要資材を購入の上、登山道補修イベントを開催することができました。今年度につきましても、みんなで守る大雪山の取組を、今後発展的に広げていきたい考えています。

また、北海道では、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボン北海道」をめざしています。
上川総合振興局では、この「ゼロカーボン北海道」の実現に向け、上川の地域資源を活かしたゼロカーボンの意識を醸成し、新たな取組の芽を育成していくことを目的に、官民連携、地域住民を巻き込んだ形で、各種セミナー、プロモーション、「かみかわ版ゼロカーボン・アカデミー」の開催等を展開する「かみかわ版ゼロカーボン北海道」に取り組んでいるところです。

今回のクラウドファンディングも、この取組のひとつです。
これからの維持管理や植生復元も考慮し、民間支援を活用した保全のための整備を行うことは、大雪山のファンを増やし、地域の価値を高めることにも繋がるものと強く思います。
未来をつくる取り組みにご協力を賜れれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

一般社団法人大雪山・山守隊

保全することは地域の誇りを作る

写真

2022年、クラウドファンディングにより裾合平の木道補修が始まりました。
日本一ともいえるチングルマの大群落を通る木道は、施工されてから30年近く経ち、もはや崩れた木道の上は歩けない状態になっていました。

本来であれば、数千万円をかけて直すべき登山道。直したいけど予算がない。では少ない予算でどうしたら直せるのか。
行政と民間団体が知恵を絞り、スノーモビルにより冬季間に資材運搬することで、費用が掛かるヘリコプターに頼らない手法を確立。
整備イベントを行うことで施工の費用も抑え、低予算で補修・交換・植生復元を行うサイクルを作ることができました。

昨年集まったお金の多くを資材費として利用でき、交換すべき600mの木道のうち、200mの資材を現地に運搬できました。
2023年度は200mの木道交換と、さらなる資材運搬を予定しています。
皆さまからのご支援は、登山道を直しただけでなく、直す方法も作り出すことができ、今後は大雪山の多くの場所で使われる手法となるかもしれません。

木道を交換し、歩いても自然が守られる場所であること。
今まで崩れてしまった場所に植生復元を行い、いつか崩れがなかったようにすること。
利用者とともに施工することでこの場所の大切さを共有、発信してもらうこと。
支援してくれた方々も、行政や私たち保全団体も、何よりも自然環境が喜んでくれるような活動を全力で取り組みたいと思っています。
ご支援どうぞよろしくお願いいたします。

昨年度整備イベントに参加いただいた方の声

次世代に素晴らしい環境を残すために ~ 大矢 功児さん ~ 

写真

私の大好きな大雪山は、我々登山者にとって、アイヌの方々にとっても特別な場所です。
その豊かな自然、壮大な景色、そして神聖な独特の雰囲気は私たちを魅了して止みません。

大雪山には、多くの登山道がありますが、近年の自然災害の影響や登山者の増加など様々な要因により荒廃がすすんでいる箇所が多くあります。
これらは、通行に支障をきたしているだけでなく、周辺の自然環境にも大きな影響を及ぼしてしまっています。
管理者などによる整備が追いついていればまだ良いのですが、現状はなかなか難しいということを目の当たりにしている方も多いのではないでしょうか。

特に裾合平は、その壮大な景色のもとには腐った木道が続いており危険なうえ、登山者が側道を歩かざるを得ないことにより、お花畑を崩してしまっているという悪循環に陥ってしまっています。
昨年度の登山道整備イベントに参加して、その整備保全の必要性をひしひしと感じました。

次世代にこの素晴らしい環境を残していくためにできることから始めてみませんか。

地元の方の声

次の世代に引き継ぐためにできること ~ 小田島 充彦さん ~

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自然豊かな地域に暮らす私たちはともすると、豊かな自然は「そこにあって当たり前」という認識に陥ってはいないでしょうか。
大雪山を始め、山を歩いていると「きちんと整備しないと荒廃していく事実」を目のあたりにします。
崩壊して長年放置されている木道、表示が消えて読み取れない指導票、浸食や登山道外を歩くことによる登山道の荒廃。その保全のための仕組みはまだまだ課題が多いのが実情です。

山を歩けば歩くだけ山を傷つけることにつながると考え心を痛めている登山者は私だけでなく、多くいらっしゃると考えます。
今回の取組が心を痛めながらも「どうしてよいか分からない」と考えている人々をつないだり、登山道保全のために力を貸したいと考えている人の参加を促したりするきっかけになると嬉しいです。

自然から楽しみや感動、恵みをいただいている私たちの役割は、その素晴らしさを次の世代にしっかりと引き継ぐことではないでしょうか。
自分自身も微力ながら貢献していきたいと考えています。

寄附者の皆様へ

振興局からのメッセージ

現実には総延長300㎞を超える登山道を単独の自治体だけで管理することは困難な状況ですが、北海道として、現場の管理者として、民間の確かな技術と活力と連携し、大雪山国立公園の脆弱な自然環境を保全する取組を出来る限り進めてまいります。                                                                                                                      

この度をきっかけに、大雪山ファンの熱意に応えられる場をつくり、ファンどうしがつながり、また新たな大雪山ファンが増えることを期待しております。

  • 2023年07月07日 15:30

    目標額達成の報告とご寄附へのお礼

     令和5年(2023年)4月28日に開始した本クラウドファンディングは、全国の皆様のご寄附により、目標金額200万円を達成することができました。
     たくさんの温かいご支援、誠にありがとうございました。

     今後、大雪山が降雪期を迎える9月下旬頃までに、登山道約200mの補修作業を進めていきます。

     実施結果につきましては、別途、ご報告させていただきます。

    もっと見る

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北海道

北海道上川総合振興局が管轄する上川地域は、北海道のほぼ中央に位置し、地形は南北に細長く、東西 96.7 km、南北 224.4km、面積は 10,619㎢で全道の 12.7%を占めています。中央には大雪山系が広がり、広大な上川盆地を形成しています。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 微力ですが、活用して下さい。登山でも、人口ではあるけれど木道が好きです。頑張ってください!いつか、人的応援もしに伺います。

    2023年6月28日 14:44

  • 大自然を守りたい!
    微力ながら応援しております

    2023年6月28日 12:54

  • 大雪山系には夏も冬もお世話になっています。木道の崩壊は裸地化の拡大にもつながるので、この活動を通じて大雪山系の環境保全につながればと思い寄付します。

    2023年6月28日 9:20

  • 歩きやすい安全な道から、素晴らしい景色を堪能してもらえると良いですね。応援しております!

    2023年6月28日 8:56

  • 素晴らしい大雪山の自然を守ること、協賛したいです!

    2023年6月28日 8:42

  • 大雪山の貴重なお花畑を守る活動の一助になれば幸いです。

    2023年6月27日 23:40

  • お花畑を守りたい

    2023年6月25日 22:50

  • 北海道が大好きです、変わらずに残していってほしいです

    2023年6月25日 15:41

  • 体力も資金も体力勝負の企画応援しております。イベント開催のときは参加希望します。

    2023年6月24日 11:08

  • 役立ててください。

    2023年6月24日 9:17

  • 20歳代に山岳会に所属して大雪の山々を登りました。素晴らしいお花畑に疲れも吹き飛ぶことが多く、生きていく力を得ていました。”カムイミンタラ”という言葉にも愛着を感じています。40年以上前のお花畑の光景を、今でもはっきり思い出すことができます。

    2023年6月23日 19:22

  • 山岳レクリエーション管理研究会として応援します。
    貴重な高山植生を今後とも保全していただきたいです。

    2023年6月20日 5:51

  • 大雪の環境保全のため微力ながら協力させて頂きます。

    2023年6月16日 23:34

  • 大雪山裾合平の美しい景観を守っていただきたく、少しではありますが協力させていただきます。

    2023年6月13日 11:42

  • 自然保護活動をありがとうございます。今後も期待しています。今年も大雪山に登ります。

    2023年6月13日 8:13

  • 大雪、大好きです、私のエネルギー源です!
    今年も伺います!!
    関係者の皆様ありがとうございます!!!

    2023年6月12日 21:21

  • 大雪山は何度も通った思い出の場所ですので、微力ながら支援させていただきます。

    2023年6月11日 15:13

  • いつまでも『カムイミンタラ』であって下さい。

    2023年6月8日 9:02

  • 旭岳大好きです。

    2023年6月8日 7:23

  • 大好きな大雪山の素晴らしい自然を守るために、登山者として出来ることから応援させていただきます。

    2023年6月7日 17:24

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