• TOP
  • 過去実績
  • 子どもたちの夢!心をつかむ“無垢な響き”がここにある!老朽化した音楽ホールの改修事業にご協力ください!

子どもたちの夢!心をつかむ“無垢な響き”がここにある!老朽化した音楽ホールの改修事業にご協力ください!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

main_img

寄付金額 277,000

2.7%

目標金額:10,000,000

達成率
2.7%
支援人数
15
終了まで
受付終了

鳥取県琴浦町(とっとりけん ことうらちょう)

寄付募集期間:2016年10月27日~2017年2月28日(125日間)

鳥取県琴浦町

プロジェクトオーナー

「果樹と畜産の町」琴浦町にある「カウベルホール」。世界的名演奏家が絶賛する「響き」を持つこのホールも、開館30年を経過して老朽化、長寿命化のための改修が必要となっています。
ご支援をお願いしますのは、この改修工事の費用です。NHKエンジニアリングサービスによる優れた音響を未来に響かせていく改修を行い、将来的にはレコーディングホールとしても活用することを目標にしています。「農村だからこそできる、日本随一のレコーディング環境」を支援しませんか?
こちらはふるさと納税の対象となります。平成27年度から長寿命化に向けた大型改修に順次取り組んでいますが、事業全体で約2億円を超える経費が見込まれており、自治体財政が逼迫する中、新たな改修経費の確保が必要となっています。空調等設備改修には3千万円使用する予定です。

このクラウドファンディングは『ふるさと納税』対象事業です!

ふるさと納税とは、自治体への寄附金のことです。個人が2,000円を超える寄附を行ったときに住民税のおよそ2割程度が還付、控除される制度です。
⇒ふるさと納税をもっと知る
⇒私はふるさと納税をいくらできる?(寄附金控除額のめやす)

今回のプロジェクトの詳細

カウベルホールは農村に文化芸術を広めるため作られました。文化芸術は人々に感動、潤いを与えるとともに、その振興を図ることは、活力ある魅力的なまちづくりにつながり、地方創生時代を迎えてより重要になっている取組みだと考えています。

また、カウベルホールでは高齢者を対象にしたダンスや歌のワークショップなど、認知症予防に役立つ取り組みも展開され、文化芸術の枠を超えて市民の生活の質の向上を図るなどその活動領域は広がっています。

このたびの改修により、ホールの中核的価値である「響き」を維持しながらのホール長寿命化が実現し、幅広い年齢層の方たちに引き続いて質の高い文化芸術鑑賞機会を提供することができます。

加えて、レコーディングホールとしての機能を得ることで、より広い地域の方たちに質の高い文化芸術の提供を行える“場”ができ、ホール、ひいては町のブランド力向上に繋がることが期待されます。そして、レコーディングを行うアーティストの公演の実現は鑑賞機会とブランド力、双方の価値を高める効果があると考えています。

※目標金額に到達しなかった場合も、別途資金を用意し、事業を実施いたします。

「日本で唯一のJA運営ホール」だったカウベルホールの歴史

 カウベルホール(446席)は昭和60年(1985年)10月、全国で唯一の農協が運営するコンサートホールとして誕生し、話題になりました。当時、地元住民からの強い要望と、「農村に文化を」「子ども達に夢を」という強い機運の高まりから建設が実現しました。 JA運営時代には子牛1頭が賞品のピアノコンクールや、「カウベルの秋」収穫祭音楽祭と銘打って、公演ごとにプライベートブランドの農産品や加工品などを来場者に提供したりという機会もありました。また、もちつきや獅子舞などロビーで季節の風物の実演があるのも農村のホールならでは。

 平成19年(2007年)にJA同士の合併を契機に琴浦町の施設となり、現在はNPO花本美雄文化振興会が運営、管理しています。 昨年、開館30周年の節目を迎え、地域の演奏家や子ども達で祝祭音楽祭を開催しました。30年前のこけら落しの時には、町内の新進気鋭の演奏家だった方たちが、今では後進の指導に当たる指導者となり、またかつてピアノコンクールに参加した子ども達が、大きく成長し堂々たる演奏を聴く事ができました。カウベルに関わってきた方々の次世代に、カウベルホールの企画運営を支えていただいております。

地域の大切なふれあいの場 カウベルホール

一般的な主催公演の他に、自力ではホールに来る事ができない子どもや高齢者などの方たちが音楽の魅力に触れることができる、様々な公演やワークショップを開催しています。例えば、町内の年長児が一堂のもとに会して演奏発表や鑑賞体験をする「ドレミのファミリー音楽会」や、ファミリーコンサートの「カンガルーのポケットコンサート」、そして様々な楽器の演奏体験のできるワークショップなどです。
また、地域の演奏者の演奏を聞く機会を創出するため、町内活動者の発表会となる「カウベル秋の芸能祭」や、様々ジャンルの演奏者が登壇する「カウベル・ミュージック・フェスティバル」や「バッハコンクール」などを開催しています。
他にも、ギブソン・ジャズ・ギター・コンテストで優勝の経歴を持つ、ジャズギタリストの小沼ようすけ氏(琴浦町観光大使)によるコンサートも開催、地域と観光大使とのふれあいを楽しんでいます。
主催事業には、地元演奏家の出演機会も多く、また一般利用者も含め多様な利用がされています。平成27年度のホール稼働率は50%、その他の会議室等は80%を越えているなど、地域密着で活用頻度の高い施設であることがわかります。

カウベル・ミュージック・フェスティバル

ジャズギタリストの小沼ようすけ氏(琴浦町観光大使)によるコンサート

思い出の公演やイベントの数々

写真

平成元年(1989年)に、ウィーン・モーツァルト・オーケストラを招いて、初めて入場料1万円を越すコンサートを開催。国際的に活躍する声楽家やソリストがモーツァルトの時代の様式にのっとり、当時の豪華な衣装とかつらを着けてバロックの名曲の数々を演奏して、満席となりました。 
両親が鳥取県出身で、お墓が倉吉市にあるというご縁で故・桂枝雀師匠をたびたびお招きし、来場者はアゴがはずれるのではないかと心配になるほど笑い転げていました。
平成15年(2003年)、ジャズ界の大御所、ロン・カーター(ベース)、ケニー・バロン(ピアノ)、ビリー・コブハム(ドラム)のトリオが来演し、県内外から多くのファンが詰め掛けました。
指定管理になり、平成27年(2015年)にはタレントの稲川淳二氏によるバリアフリー講演会、代名詞といえる「怪談ナイト」を開催。同年、ルパン三世のテーマの作曲者大野雄二氏によるジャズコンサートも開催しました。
また、昭和60年(1985年)10月7日に開館したカウベルホールの開館記念行事として「カウベルの秋」音楽祭を開催してきております。途中、3年ほどお休みしていた期間もありましたが、2016年で第28回を迎えています。

稲川淳二氏による「怪談ナイト」

ルパン三世のテーマの作曲者大野雄二氏によるジャズコンサート

琴浦さん&琴浦町バースデーイベントも。

『琴浦さん』はウェブや雑誌といった様々な媒体で連載されている4コマ漫画。平成25年(2013年)にはテレビアニメにもなった人気作です。  ひとりでに人の心が読めてしまうヒロインの琴浦さんと、鳥取県東伯郡琴浦町の名前が同じだったということがきっかけとなり、琴浦さんは琴浦町のゆるキャラ的存在としてPRに一役買っているところです。  現在、同作で琴浦町を初めて舞台とした「とっても琴浦さん ~kotoura-san VERY-MACHI~」がウェブにて月1回ペースで連載中です(http://www.town.kotoura.tottori.jp/kotourasan.html)。 (C)えのきづ/マイクロマガジン社

 

平成26年(2014年)8月30日にはカウベルホールで「琴浦さん」と「琴浦町」の誕生日9月1日を祝うイベントが開催しました。 イベントでは、声優の金元寿子(テレビアニメ版『琴浦さん』琴浦春香役)さんと、福島潤さん(同・真鍋義久役)をお招きしてのトークショー、アニメ『琴浦さん』の無料上映会、4コマ漫画生アフレコを行い、約350名のファンとともに誕生日を祝いました。(http://bathtimefish.hatenablog.com/entry/2014/09/02/130428 )

世界的演奏家が絶賛するカウベルホールの響き

昭和63年(1988年)に初めてカウベルホールで公演した作曲家の加古隆氏(NHKスペシャル『映像の世紀』他)はその響きの良さに惚れ、大好きなカウベルホールで、2016年8回目の演奏会をします。
平成3年(1991年)に来演したギタリスト、ナルシソ・イエペス氏(映画『禁じられた遊び』音楽担当。テーマ「愛のロマンス」演奏で有名)は、カウベルホールの響きを絶賛し、その思いを文章にしたためています。

私が知り得る限り、
日本で最も音響学的に優れる
このカウベルホールで、
確かに私は演奏したのだ。
これは私にとって、
最上の思い出となった。
1991年5月25日
ナルシソ・イエペス
(カウベルホールのパンフレットより引用)

同じく、平成3年(1991年)に来演したさとう宗幸氏はマイクはいらないと、公演の途中でマイクを降ろし、肉声で歌いかけました。

この、素晴らしい響きのホールに、スタインウェイの中でも極めて響きの良いピアノが設置されています。この二つの響きの良さが絡み合うことで、驚くほどに感動的な演奏を聴くことができます。

未改修の問題を解決し、30年の歴史を新たに!

カウベルホールは昨年開館30周年を迎えましたが、主要設備等の大規模な改修がその間なされていません。そのため空調・照明・音響等の主用設備は30年前のままで運用しているのが現状です。照明はデジタル化への対応や30年の間に改正された法令への対応が必要で、空調については「冷暖房の効きが悪い」、「始動が不安定」などの問題がますます大きくなって来ています。
それに対応して、長寿命化を主なテーマとした改修を年次計画で推進する予定としております。長寿命化が主な内容となるため、機材等は新たなものが入り、機能は向上する一方、ホールの外観やホールの機材レイアウト等は同一のイメージとなります。
・改修計画の概要
総費用は2億円を超える金額を見込んでいます。本年度は照明改修・屋根部分改修を予定しており、改修全体が終わるのは12月頃を見込んでいます。

改修計画

H27 舞台照明設備(第1期)

H28 舞台照明設備(第2期)、空調機改修設計、天井耐震化検討

H29 トイレ改修・下水道接続、空調改修

H30 ステージ機器、舞台床

H31 音響設備、インカム等

カウベルホールのスタッフの皆さん

世界的名演奏家が絶賛する「響き」を持つカウベルホールと地域の活性化のため、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

お礼の品をご紹介

現在進捗情報はありません。

鳥取県琴浦町

琴浦町は鳥取県のほぼ中央にある、農業、漁業、商工業が盛んな人口およそ1万9千人ほどの元気いっぱいのまちです。日本の滝百選に選ばれた「大山滝」や、かつてこの地を訪れた後醍醐天皇とゆかりの深い清泉「天皇水」などの美しい水の恵みを受け、地酒の他、かまぼこ、お菓子、牛乳・乳製品、二十世紀梨、全国の品評会でも高い評価を受けた牛肉など多くの特産品があります。また、琴浦町には、白鳳時代に建立されたとされる県内最大規模の国指定特別史跡「斎尾廃寺跡」をはじめ、室町時代の南北朝の動乱を描いた太平記の舞台となった「船上山」や日本一に認定された国指定天然記念物「伯耆の大シイ」など数々の名所・旧跡があります。琴浦町は、歴史・自然・産業ともに魅力いっぱいのまちです。